ご先祖様や食品を敬うお墓参りのお団子

和菓子のお団子は日本人が昔からこよなく愛する甘味のひとつですが、永代供養やお墓参りのお供えをしても選ばれるお菓子です。お団子をお墓参りの際にお供えするのは、食べ物に対して敬う気持ちや、ご先祖様への感謝の意味もあります。現代は飽食の時代と言われるように、いつでも食べ物が手に入りますし、安価でお腹がすぐに満腹になる食事をするのはとてもたやすいです。そんな日本人の主食はお米ですが、古代にまでさかのぼってみると、まだ主食はサトイモなど芋類だった時代があります。主食として尊い食べ物を神様や仏様にささげることを、昔の人たちは真面目に行っていました。お供えはサトイモでしたが、やがて形状はお団子となり、現代のお墓参りにはお団子という流れにつながっています。お墓参りでもお団子を持参する人は多いですが、神社など神前へのお供え物としても、お団子は選ばれている和菓子です。スーパーなどお店でお墓参り前に購入もできますが、上新粉と塩にお湯の材料で自宅で作ることもできます。