永代供養にしてご先祖様を大切にするのも日本人の良いところであり、回数や頻度には決まりはないものの、折に触れてお墓参りをします。年に2回のお彼岸の時期もお墓参りのチャンスであり、春と秋の陽気も良い時期です。桜や梅の花も美しく咲く春のお彼岸と、真っ赤な彼岸花が見ごろを迎える秋のお彼岸にも、多くの人がお墓参りをします。1年間の中で仏式の最大の行事ともいえるのは、7月から8月に迎える真夏のお盆です。一般的にお盆というと8月ですが、地域によっては7月にお盆をすることもあります。お盆になると亡くなったご先祖様が帰ってくると言われており、お仏壇のお掃除もしますが、お墓のお掃除もしてお墓参りもするのが多くのケースです。地方の田舎になるとお盆にご先祖様を迎えるために、迎え火や送り火などをしますし、立派なお盆用のお盆棚を用意してご馳走も準備します。現代ではお仏壇を持たない家もありますので、全ての家庭ではありませんが、お仏壇もキチンとしてお墓参りもするのが、昔からあるお盆のスタイルです。